VS Code で「No module named ‘exceptiongroup’」が出て isort がクラッシュする場合の直し方

VS Code で「No module named ‘exceptiongroup’」が出て isort がクラッシュする場合の直し方

ここ数日、VS Code を開くたびに右下にエラー通知が出ていました。

The isort server crashed 5 times in the last 3 minutes.
The server will not be restarted.

コードは普通に書けるし、実行もできる。だから「まあいいか」と無視していたんですが、さすがに毎回出てくるのがしつこくなってきたので、今日ちゃんと直しました。

同じ状況の方向けに、原因と解決手順をまとめます。

環境

  • Python 3.10(C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe
  • VS Code + isort 拡張機能(ms-python.isort)バージョン 2026.4.0
  • OS:Windows 11

出ていたエラーの中身

ログを見ると、最初は isort パッケージが見つからないというエラー:

importlib.metadata.PackageNotFoundError: No package metadata was found for isort

pip install isort で入れたら今度は別のエラーが出ました:

ModuleNotFoundError: No module named 'exceptiongroup'

場所はここ:

c:\Users\ユーザー名\.vscode\extensions\ms-python.isort-2026.4.0\bundled\libs\cattrs\_compat.py

原因:isort 拡張機能 2026.4.0 のバグ

isort 拡張機能は内部で cattrs というライブラリを使っています。その cattrsexceptiongroup というパッケージを必要としているのですが、拡張機能の同梱ライブラリにそれが含まれていません

exceptiongroup は Python 3.11 以降では標準搭載なのでこの問題は起きません。Python 3.10 以下を使っている場合に発生します。

Python 3.11 に上げれば根本解決ですが、今の環境で特に困っていなければ、設定を変えて乗り越えることもできます。

解決手順

ステップ1:VS Code の設定を変える

Ctrl+Shift+POpen User Settings (JSON) を選び、settings.json に1行追加します。

"isort.importStrategy": "fromEnvironment"

既存の設定がある場合は、最後の項目の末尾にカンマを付けて追記:

"security.promptForLocalFileProtocolHandling": false,
"isort.importStrategy": "fromEnvironment"
}

この設定は「拡張機能が同梱しているライブラリを使わず、システム Python のライブラリを使う」という意味です。デフォルトの useBundled(同梱ライブラリ使用)のまま使い続けると、今回のように同梱側に不足があっても対処できません。

ステップ2:必要なパッケージをインストールする

コマンドプロンプトまたは PowerShell で:

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe -m pip install isort exceptiongroup

isort はすでに入っていることもあります。exceptiongroup は Python 3.10 環境には入っていないことが多いので、両方まとめて実行しておきます。

ステップ3:VS Code を再起動する

完全に閉じてから再度開きます。右下に出ていたエラー通知が消えていれば成功です。

どのプロジェクトを開いてもエラーが出ていた場合

「どのプロジェクトを開いても毎回エラーが出る」パターンは、拡張機能レベルの問題なので、プロジェクト固有の設定(仮想環境など)とは関係ありません。

この記事の手順はユーザー設定(settings.json)を変えるので、全プロジェクト共通で効きます。

Python 3.11 以上に上げる場合

exceptiongroup は Python 3.11 から標準ライブラリに含まれたため、3.11 以上に上げると今回の問題は起きなくなります。

ただし Python のバージョンを上げると、使っているライブラリが 3.11 に対応しているか確認が必要になります。「今の環境で困っていない」のであれば、この記事の手順で対処するほうが手間が少ないです。

まとめ

  • isort 拡張機能 2026.4.0 は、同梱ライブラリに exceptiongroup が含まれておらず、Python 3.10 環境でクラッシュする
  • settings.json"isort.importStrategy": "fromEnvironment" を追加して、システム Python のライブラリを使うよう変更する
  • pip install isort exceptiongroup で必要なパッケージを入れる
  • VS Code を再起動するとエラーが消える

VS Code の Python 関連拡張機能は、バージョンアップのたびに依存関係が変わることがあります。同じような「毎回エラーが出るけど動いてはいる」状況で詰まっている方の参考になれば。

同じ環境で Jetson や Raspberry Pi を使った実装もやっている方は、エッジAIカテゴリの記事も参考にどうぞ。

この記事の技術を、現場で実装したい方へ

AI×IoTの技術顧問として、月額契約で継続伴走しています。PoC設計・技術判断・組織設計・ベンダー管理・実装支援まで、現場で動くまで一緒に進めます。受託開発(請負)ではありません。

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About The Author

Hideki
東京大学発AIスタートアップでロボット開発室室長・画像解析室室長・動画解析室室長を務め、画像認識関連のAI特許を在籍中に3件取得。その後、KDDIグループでプロダクトリーダーとして自然言語処理パッケージの自社開発を経て、現在はAGRIST株式会社の執行役員CTO 兼 VPoEとして、農業の人手不足解決に向けた収穫ロボットの開発組織を統括しています。AI・ハード・エレキ・通信・クラウド・IoTまでを一気通貫で設計できる視点を強みに、性能だけでなく「感動やワクワク体験」までデザインできるロボットの研究を進めています。並行して、AI coordinatorとして企業のAI導入・教育機関のAI授業・地域の技術相談を月額契約で継続伴走しています。

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