商談に「動くサンプル」を持っていったら反応が変わった話|中小BtoB営業がClaude Codeで事前準備を変える

商談に「動くサンプル」を持っていったら反応が変わった話|中小BtoB営業がClaude Codeで事前準備を変える
先日、ある小さな会社の社長さんから、メールでこういう相談をもらいました。 「うちの工程で画像認識みたいなことってできないですかね」 普通なら、ヒアリングのアポを取って、後日パワポで提案資料を作って、また打ち合わせで提示する流れです。1案件で打ち合わせ3〜4回、提案合意までに1〜2ヶ月。中小企業の営業ではこれが当たり前でした。 今回、私はちょっと違うことをしました。メールでもらった情報をもとに、Claude Code(クロードコード)で その用途に合った動くサンプルを商談前に作って、初回の打ち合わせに持って行ったんです。 商談で実物を画面に映して、社長さんに触ってもらいました。 「いやーこれ面白いね、ここをこうしたいんだけど」 その場で要望を聞いて、Claude Code に頼んで数十分で修正。「こういうことですか?」と再度見てもらう。修正版を見て社長さんが「うん、これで進めましょう」。 商談1回でほぼ合意です。パワポ何枚作っても得られない反応でした。 この記事は、社員10名以下の中小BtoB企業の経営者・営業責任者の方に向けて、事前準備にバイブコーディングを取り入れると、商談がここまで変わるという体験を書きます。

なぜ「動くサンプル持参」がここまで効くのか

パワポ提案と動くサンプル提案の違いは、お客さんの頭の中で起きていることが全く違うからです。 パワポを見ているお客さんは「これを発注したら、出来上がりはどうなるか」を頭の中で想像しています。想像できる人と、できない人がいます。後者は不安が残って即決できません。 動くサンプルを見ているお客さんは想像する必要がありません。目の前で動いているから。「あ、こういうことね」と1秒で分かる。あとは「これを自社の業務でどう使うか」に頭を使えます。 商談中の意思決定スピードも、追加要望を出す度胸も、全然違ってきます。私が今回体験した「商談1回でほぼ合意」は、決して特殊なケースではないと思っています。

「事前にサンプルを作る」が現実的になった理由

もちろん、これまでも「動くサンプル持参」をやろうとした営業の方はいたはずです。ただ、現実的に難しかった。社内のエンジニアに「商談前に試作お願い」と頼んでも、優先順位が低いとなかなか動かない。外注したら数十万から数百万。 ここを根本から変えたのが Claude Code のような バイブコーディングツール です。OpenAI共同創設者のAndrej Karpathy氏が2025年初頭に提唱して広がった言葉で、AIに自然な日本語で「こういう機能が欲しい」と頼めばコードを書いてくれる開発手法です。 私の体感では、商談用の試作サンプルくらいなら 30分から数時間で動くものができます。月の運用コストは数百円〜数千円台で十分。今回、社長さんに見せたサンプルも、Claude Code とのペアで30分くらいで作りました。 完成度の高い実物を見たい方は、私が別案件用に作った Vision Demo を触ってみてください。10種類の画像認識AIが1つの画像で動きます。 https://gray-beach-0b1bfea00.7.azurestaticapps.net これも全部 Claude Code とのペアで作ったもので、月の運用コストは約750円です。

中小BtoB企業の選択肢を整理しておく

ここで、中小BtoB企業がこの「動くサンプル持参」の体制を持つときに考えうる選択肢を整理しておきます。 1つは AI人材を社内に雇う という道。これは大企業の動きですが、社員10名以下の中小には現実的ではありません。固定の人件費が事業規模に対して重すぎる。 もう一つは SaaS型のAI営業ツールを契約する 道。型が決まった営業プロセスならこの選択肢が合います。ただし、貴社固有の商材・お客さん・商談シナリオに最適化された「動くサンプル」までは、SaaSのテンプレートからは出てきにくい。月額の固定費も積み上がります。 3つ目が、本記事で書いている 経営者ご本人 or 社内の若手1名が、外部技術顧問と並走して内製化する 道です。固定人件費もSaaS固定費も払わず、貴社固有の商材に合わせた動くサンプルを、必要なときに必要なだけ作れる体制になります。

技術顧問と並走で内製化する、具体的な動き

ここからが私の本業の話です。 社員10名以下の中小企業が、Claude Code を使って商談用の動くサンプルを作れるようになる流れは、およそこんな動きになります。
  • 月額契約で私(外部の技術顧問)が並走します
  • 週1の定例で「次の商談で何を見せるか」を一緒に決めます
  • 経営者ご本人 or 若手の方が Claude Code でサンプルを作ります
  • 詰まった箇所は定例会議で私が即助言します
  • 1〜3ヶ月で「商談で実物を見せられる」状態になります
月の費用感は、営業1〜2件取れれば回収できるレベル で組みます。具体額はお話を伺ってから決めます。 経営者ご本人で Claude Code を触っていただくケースもありますし、社内に若手が1名いれば、その方に試行錯誤してもらいながら私が並走するケースもあります。どちらのパターンでもうまく回っています。

一緒にやれます

「俺もやってみたいけど、Claude Code 触ったことない」 「社内の若手に頼みたいが、何から始めさせればいい?」 「うちの商材で、本当に動くサンプル作れる?」 そう感じた経営者・営業責任者の方は、無料相談会(30分・オンライン)から相談を受け付けています。 初回で実物の Vision Demo をお見せしながら、貴社の商材で「最初の動くサンプル」がどんな形になりそうか、私と一緒にラフにスケッチ します。「これなら自分でも作れそう」「ここは社内じゃ無理そう」が、その場でだいたい見えます。 押し売りはしません。「うちでもできそう」と感じていただけたら、その後のご相談は技術顧問契約の形でお受けしています。費用感はお話を伺ってからご提案するので、まず気軽に話しましょう。 対面のほうが話が早いので、つくばみらい・つくば・守谷など茨城県内・近隣の方は私からお伺いします東京都内に来られる方は私が東京まで行きます。その他の地域もご都合の良い場所への出張を検討しますし、オンラインだけでも全国どこからでも歓迎です。

まとめ

  • 商談前に Claude Code で動くサンプルを作って持っていくと、お客さんの反応が明らかに変わる
  • パワポ提案と違って、お客さんが「想像する」必要がない=意思決定が速い
  • 1案件3〜4回かかっていた打ち合わせが、1回でほぼ合意するケースも
  • 中小企業の選択肢は3つ(AI人材を雇う/SaaSを契約する/技術顧問と並走で内製化する)
  • 社員10名以下の現実解は、経営者ご本人 or 若手1名+外部技術顧問の並走で内製化する道
  • 「俺の商材で動くサンプル作れる?」を一緒にスケッチするところから、無料相談で始められます

この記事の内容について、相談したい方へ

AI×IoTの技術顧問として、月額契約で継続伴走しています。PoC設計・技術判断・組織設計・ベンダー管理・実装支援まで、現場で動くまで一緒に進めます。受託開発(請負)ではありません。

AI技術顧問サービスの詳細 / 無料相談会(30分・オンライン)

About The Author

Hideki
東京大学発AIスタートアップでロボット開発室室長・画像解析室室長・動画解析室室長を務め、画像認識関連のAI特許を在籍中に3件取得。その後、KDDIグループでプロダクトリーダーとして自然言語処理パッケージの自社開発を経て、現在はAGRIST株式会社の執行役員CTO 兼 VPoEとして、農業の人手不足解決に向けた収穫ロボットの開発組織を統括しています。AI・ハード・エレキ・通信・クラウド・IoTまでを一気通貫で設計できる視点を強みに、性能だけでなく「感動やワクワク体験」までデザインできるロボットの研究を進めています。並行して、AI coordinatorとして企業のAI導入・教育機関のAI授業・地域の技術相談を月額契約で継続伴走しています。

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