Tensorflow object detectionをリアルタイム映像で使う方法

Tensorflow object detectionをリアルタイム映像で使う方法

物体検出を静止画から動画でもできるようにしてみました。

こんにちは。

AI coordinatorの清水秀樹です。

Tensorflow object detectionも中々精度が高いと評判でしたので、以前はtutorialに従った静止画での物体検出を実施してみましたが、今回動画でもできるようにカスタマイズしたので紹介します。

開発環境の準備については以下の記事を参考にしてください。

TensorFlowのオブジェクト検出APIで物体検出に挑戦

 

また物体検出にチャレンジしてみたくて当記事に訪れた方は、以下の記事も参考になるかと思います。

いずれも精度の高い学習モデルを使用しています。

YOLO v2の物体検出とVGG16の画像認識との組み合わせが凄すぎた!

映像物体検出(SSD_Keras)を簡単に実装する方法 for maxOS

 

Pythonソースコードの紹介

ソースコードは以下の通りになります。

OpenCVを使えば簡単にTensorflow object detectionを使ったリアルタイム映像(WEBカメラや動画)からの物体検出にチャレンジできます。

 

フォントサイズを大きくする方法

初期状態はではフォントサイズが小さすぎて、ラベルの内容が読み取れませんでした。

このラベルのフォントサイズをなんとか変更できないかと考えていたところ、フォントサイズを大きくする方法を教えてくださった方がいて、なんとか見える形に変更できたので、紹介したいと思います。

 

ただし、macの場合に限ります。

object_detection > utils > visualization_utils.pyの160行目を編集することでフォントサイズを変更することができます。

を、

に変更してみましょう。

たったこれだけでフォントサイズを変更できます。

分かってしまえば何てことないのですが、これに辿り着くまでが大変ですね。

 

最近は色々な物体検出技術が登場してきています。

そして筆者のような素人でも簡単に実装できる時代が来ています。

 

ぜひ、興味がある方はチャレンジしてみてください。

 

それでまた。

About The Author

Hideki
東京大学発AIスタートアップ企業でロボット開発室室長、画像解析室室長、動画解析室室長を務め、AIエンジニアとしても画像認識関連の特許を在籍中に3つ取得。その後、KDDIグループ内でプロダクトリーダーとして自然言語処理パッケージの自社開発を経て、現在はAGRISTのテックリードとして農業の人手不足の解決に向けた収穫ロボットの開発にチャレンジしている。ロボットは技術の総合格闘技との考え方から、AIだけでなく、ハードやエレキ、通信からクラウド、IOTまで幅広く手掛けることができる。最近では人とロボットの共存を目指すべく、性能だけを追い求める開発から「感動やワクワク体験」をデザインできるロボットの研究を進めており、人とロボットがうまく共存できる世界を作り出したいと日々行動している。

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