YOLO V5の学習方法が簡単すぎる!

YOLO V5の学習方法が簡単すぎる!

Let’s play with AI.

こんにちは。

AI coordinator管理人の清水秀樹です。

 

YOLO V5の学習方法が非常に簡単に出来る仕組みになっていたので紹介したいと思います。

AIそのものに触れる良い機会かと思いますので興味がある方はチャレンジしてみてください。

ちなみにGPUセットアップ済みのUbuntu前提で話を勧めます。

動画でも紹介しているため、そちらも参考にしてみてください。

データセットの準備

自分で準備するのは手間なので、公開データセットを使いましょう。

roboflow

色々な学習データがあります。

今回はPistols Datasetを使用してみたいと思います。

ダウンロードにはgithubアカウントが必要です。

YOLO V5の準備

YOLO V5をgithubからクローンしてください。

クローンしたら

dataフォルダ内に先程ダンロードしたデータセットの中身一式をコピーしましょう。

data.yamlの中身のtrainとvalのpathを以下のように変更します。

これだけで準備完了です。

滅茶苦茶簡単です。

あとは公式サイト通り学習コマンドを打ち込むだけです。

ちなみ上記はモデルサイズ最小を指定しています。

より精度の高いモデルを作りたい場合は以下の表を参考に指定を変更してみてください。

epoch指定しない場合はepoch=300がデフォルトになります。

モデルはrunsフォルダ内に出来上がります。

  • best.ptが学習中の中で一番精度が高いもの
  • last.ptがepoch最後の学習モデル

になります。

学習が完了したらdetectしましょう。

これで動くと思います。

所感

YOLOV3の学習は結構大変でしたが、YOLOV5は簡単に利用できます。

パラメータも弄ることなく利用できるので、特殊な技術がなくても利用できるように発展していることが良く分かります。

学習枚数も数百枚レベルでも精度がある程度出るようになっていることから、益々利用しやくなっているのではないでしょうか。

公開データセットも徐々に増えてきています。

正直オープンソース頼みのAIベンチャーなんかは今後の生き残りが大変でしょうね。

この1〜2年で30社ぐらい潰れていく気がします。w

とまあ、そんなわけで簡単に利用できるのでぜひ試してみてください。

 

それではまた。

About The Author

Hideki
東京大学発AIスタートアップ企業でロボット開発室室長、画像解析室室長、動画解析室室長を務め、AIエンジニアとしても画像認識関連の特許を在籍中に3つ取得。その後、KDDIグループ内でプロダクトリーダーとして自然言語処理パッケージの自社開発を経て、現在はAGRISTのテックリードとして農業の人手不足の解決に向けた収穫ロボットの開発にチャレンジしている。ロボットは技術の総合格闘技との考え方から、AIだけでなく、ハードやエレキ、通信からクラウド、IOTまで幅広く手掛けることができる。最近では人とロボットの共存を目指すべく、性能だけを追い求める開発から「感動やワクワク体験」をデザインできるロボットの研究を進めており、人とロボットがうまく共存できる世界を作り出したいと日々行動している。

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. こんにちは、現在大学生をしているものです。研究用にYOLO V5を使ってみようと思ったのですが、
    o labels in data/train/labels.cache.
    のようにラベルの認識ができずエラーとなってしまいます(ディレクトリ構成とかは色々試したりしたのですがダメでした。)
    よろしければGItHubでコードを上げていただけないでしょうか。

  2. 横から失礼します。
    labels.cacheを消しても同じエラーになりますか?

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