OpenCVで簡単リアルタイム物体検出

OpenCVで簡単リアルタイム物体検出

OpenCVを使った物体検出

こんにちは。

AI coordinatorの清水秀樹です。

映像からただ単に物体検出を試してみたいだけなら、すぐにでも試せる方法を紹介します。

SSD_kerasを使った物体検出は環境準備が大変であるのに対して、OpenCVインストール時に初めから準備されているカスケードファイルを使えば、すぐにでも物体検出が始められます。

手軽に始めてみたい方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

 

テスト環境

macOS Sierra

Anaconda3-4.2.0-MacOSX-x86_64

opencv3 3.1.0

 

物体検出を試してみる

まず手始めに、胴体を検出できるカスケードファイル(haarcascades/haarcascade_fullbody.xml)を使用して試してみます。

成功するとこんな感じで動画が見れるはずです。

四角枠の上に”p”を表示しています。

cv2.putText()メソッドを使用すると、画面上に表示できるようです。

この方法については「Raspberry Pi 深層学習でリアルタイム顔認識(Keras・Open CV)」の記事で紹介されていたものをそのまま活用しました。

 

続いて、人の顔(haarcascades/haarcascade_frontalface_alt.xml)と目(haarcascade_eye.xml)の物体検出を試してみました。

顔はそれなりに検出できるようですが、目はイマイチな感じですね。

精度を上げたければ、自分でカスケードファイルを作成するしかなそうです。

 

anacondaインストール後にOpenCVをインストールすれば、直ぐにでも映像からの物体検出ができますので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

それではまた。

About The Author

Hideki
東京大学発AIスタートアップ企業でロボット開発室室長、画像解析室室長、動画解析室室長を務め、AIエンジニアとしても画像認識関連の特許を在籍中に3つ取得。その後、KDDIグループ内でプロダクトリーダーとして自然言語処理パッケージの自社開発を経て、現在はAGRISTのテックリードとして農業の人手不足の解決に向けた収穫ロボットの開発にチャレンジしている。ロボットは技術の総合格闘技との考え方から、AIだけでなく、ハードやエレキ、通信からクラウド、IOTまで幅広く手掛けることができる。最近では人とロボットの共存を目指すべく、性能だけを追い求める開発から「感動やワクワク体験」をデザインできるロボットの研究を進めており、人とロボットがうまく共存できる世界を作り出したいと日々行動している。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 0 )
  • Trackbacks ( 3 )

コメントはまだありません。

  1. […] 左ハンドル車なので右折時に車が来ていないか確認できるようにしたいです。OpenCVで車が認識できたら他にも色々できそうなのでちょっと調べています。reaspberry pi でOpneCVリアルタイム物体認識ちなみに毎フレームごとに解析しようとすると遅延がひどいことになります。 […]

  2. […] ・https://algorithm.joho.info/programming/python/opencv-hog-cascade-human-detection-py/ ・https://ai-coordinator.jp/opencv-object-detection […]

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)